輝く星々の道

 Liella!の5人による1stライブツアー「LoveLive! Superstar!! Liella! First LoveLive! Tour Starlines⭐︎」が千秋楽を迎えました。正確には、まだ東京での追加公演を残していますが、当初予定されていた10都市20公演にも及ぶツアーは仙台公演で閉幕となります。
 そこで、今回のライブツアーにて現地参加が叶った岡山・大阪・福岡の2日目、宮城の1日目にて心に刻まれた思い出の一部を文字として残しておきたいと思います。
 
①岡山2日目
 今回のライブツアー初参加の日であり、Liella!のメンバーと初めて会う日でもありました。
 曲が始まる前の、ステージ上に5人の姿を視認した瞬間から心と目頭が熱くなり、「START!! True dreams」が始まった瞬間、気づけば涙が溢れていました。彼女たちにとっては4公演目となる本公演でしたが、堂々としたパフォーマンスと輝く笑顔、MC中のメンバー同士の掛け合いなどライブ経験の浅さを全く感じさせないステージだったと感じました。
 これまでのライブ内容はあえて追わないようにしていたこともあり、「私のSymphony」で伊達さゆりさんのソロ歌唱から始まったことに強い感動を受け、澁谷かのんちゃんと伊達さゆりさんの姿が重なって見えました。
 
②大阪2日目
 この日はなんといっても「常夏☆サンシャイン」での岬なこさんが印象的でした。
 関西出身の岬さんにとって凱旋ライブとも言える本公演で、キレのあるダンスシーンと、通常の倍以上はあったのではないかと思うほど長いロングトーンを披露し、普段の柔らかな印象とは打って変わって力強さを感じさせるパフォーマンスでした。最後のMCではこの点に関して涙を見せる場面があり、岬さんの大阪公演にぶつけた想いの強さを感じました。
 
③福岡2日目
 本公演では2人で歌う「リエラのうた」パートが印象的でした。
 爽やかで闊達な印象を感じさせる普段のLiella!とは違い、可憐さを感じさせる「リエラのうた」を、これまで見てきたライブでは1人ずつだったのが2人になっていたことに驚きました。一人ひとりの歌声が鮮明に響き渡る1人バージョンも良かったのですが、互いの歌声が重ね合わせながらステージ上でもキャラクター同士の関係性が浮かび上がってくるような世界観が形成されていた2人バージョンもまた素晴らしかったです。
 
④宮城1日目
 ラブライブ!スーパースター‼︎が始まり、一般公募という途方もなく狭き門を突破して、当時高校生の普通の少女だった伊達さんが、故郷である宮城で千秋楽を迎えるという時点で感動で胸がいっぱいになりました。
 この日は、弾けるような笑顔で楽しそうにパフォーマンスをする伊達さんの全てが思い出です。持ち前の力強く人を惹きつける歌声は正に作中で歌を大切にしてきたかのんちゃんの歌声そのものでしたし、ダンスにおいても体全体を大きく使った溌剌とした動きは彼女の小柄さを全く感じさせない迫力をもっていました。
 まだシリーズが始動して一年程度しか経っていないにも関わらず、果てしない成長を遂げていく伊達さんの姿に感無量でした。

 どの公演にも様々な見所があり、ドラマがあった今回のライブツアーでしたが、まだこれは彼女たちにとって始まりのライブツアーです。テレビアニメ2期や2ndライブの開催も決定しており、これからますますの躍進を遂げていくLiella!の5人の光り輝く道を少しでも見ていきたいという想いが強くなる素晴らしいライブツアーだったと思います。冒頭に述べたようにまだ追加公演が残ってはいますが、2ヶ月以上に及ぶ期間で全国各地を巡ったLiella!ちゃんたちは本当にお疲れ様でした。そして、多くの感動と未来への期待を抱かせる素晴らしいライブを見せていただけたこと、本当にありがとうございました。