アニメ虹ヶ咲2期の感想文 わたしの好きなこと

 アニメ「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の2期5話を視聴しました。A•ZU•NA回ということで特にしずくちゃんに焦点が当てられた回でもありました。

 同好会のユニット活動に触発されてか歩夢ちゃんとせつ菜ちゃんによるユニットを考えていたしずくちゃんでしたが、ランジュちゃんが侑ちゃんに向けて言った「周りに自分の夢を重ね合わせてるだけ」という言葉に衝撃を受ける場面がありました。作中で歩夢ちゃんとせつ菜ちゃんによる演劇を考えていたことを、自分の好きなことを押し付けているだけだと感じていたしずくちゃんでしたが、演劇が好きで演じることで自分を表現するしずくちゃんにとっては誰かに自分を重ね、自分に誰かを重ねることは不可欠なことだと思います。即興劇を通じて自己表現の楽しさを再認識できたしずくちゃんと、歩夢ちゃんせつ菜ちゃんによるユニット結成となり、彼女達の自由な始まりを感じさせるものでした。

 他のユニットがそれぞれ同好会の側面を表していたように、A•ZU•NAは「自分の好きなことで自分を表現する」という面を表していると思っています。それぞれがそれぞれの好きなことを表現しあい、ユニットとしてまとまりつつも自由に活動するのがA•ZU•NAの特色です。
 なぜ自由にやっていてもまとまりが生まれるのかというと、好きなことは違えどそれに一途なメンバーが集まっているからだと私は思います。お互いの好きなことを完全に理解することはできなくともそれに向ける一途な熱量は理解することができるので、それぞれが好きなことをやっていてもそれを尊重しあえているのでしょう。

 A•ZU•NAとしての楽曲披露は次回以降になりましたが、現同好会のユニットが出揃い、これまでソロ活動してきたメンバーがユニット活動という選択肢を得たことでどのような進化を遂げていくのかが楽しみです。

 

 

 

 余談ですが、Cパートで栞子ちゃんが中川菜々=優木せつ菜であることに勘づく場面がありました。ここから栞子ちゃんが生徒会長になり、同好会に加入していくという流れになるのだと思いますが、アニメの話数的にも折り返し地点で栞子ちゃん・ミアちゃん・ランジュちゃんの加入を綺麗にまとめられるのか少し心配になっています。